嵯峨野の奥座敷

11月二週間程前になりますが、京都嵐山・嵯峨野へ行きました。

芸能人ショップが乱立し始めて以来、
なかなか足がそちらのほうへは向かなかった
のですが、何年かぶりの嵯峨野です。
ちょうど、紅葉が始まり、なかなかそれは瑞々
しい紅葉を愛でることができました。

今回のコースはJR亀岡で下車し、
保津川下りをまず楽しみ、筏船が到着する渡月橋
付近から嵯峨野へ。
保津川下りは、この夏に落石があった場所では、
一旦船を降り臨時に作った川辺の道を50m程歩きます。
なかなかそれも楽しいもので、
川辺でお弁当を広げたい気分でしたが、
やはりここは大繁盛の川下り、ところてん方式で先を急がされます。
それでも何度来ても飽きない保津川下りです。

お昼は嵯峨野、仇野(あだしの)念仏寺手前の精進料理の
老舗「泉仙」で。クレジットカードが未だ使えないのも京都らしい??

大抵の観光客はは仇野(あだしの)念仏寺までで折り返しますが、
今回はさらに奥へと、ぶらえり探索は続きます。

しばらく行くと、赤い鳥居が現れます。愛宕(あたぎ)
さんと呼ぶ愛宕神社の鳥居で、ここが参道の入り口です。
この界隈には、茅葺きの建物が多く保存されています。


鮎料理の「平野屋」さんはその内の一件で、
400年も続いているそうです。
茅葺き屋根には苔は生え、それはそれは見事なものです。

ところで、この愛宕さんは「火迺要慎」のお札で有名です。
京都ではこのお札を家のお台所に貼る慣わしがあります。 
しかしこの愛宕神社は山の上にあり、かなりの健脚を要します。
今度は絶対に登ろうと誓いながら写真をカメラに納め、
鳥居を後にしました。(結局、観光客だあ。。)